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マスコミ青山会総会2020 山賀琴子さん × 中村麻美さん Special Interview -Part2
2021年2月27日

マスコミ青山会HPリニューアル後、記念すべき第1回目のインタビューゲストは、ミス青山2015グランプリで女優・モデル・YouTuberとマルチに活躍中の山賀琴子さんと、同じくミス青山2015ファイナリストで現在はアパレルブランドのディレクターとして活躍中の中村麻美さんです。

前回のPart1に引き続き、今回はお二人の立ち上げたブランドや、働き方についてのお話をご紹介いたします。


―これからの時代は、何かを生み出せるかというのが大きなポイントになるのではないかなと思います。その上で、現在のお仕事やブランドはどういうもので、ブランドディレクターはどういうことをされているんですか?

中村さん:

ブランドができるまでの過程なのですが、商品の企画はもちろん店頭ポップアップストアや撮影の準備だったり、モデルさんを決めたり、どういう風な見せ方をするか=ブランドというものに関わる事は全て自分で決めていくお仕事です。一緒に方向性を決める方がもう1名いて、私とその方の2名で動いています。

―なるほど。そして山賀さんも同じくブランドを立ち上げていらっしゃいますよね。

山賀さん:

私が今やっているのは「ENELSIA」というブランドです。ディレクターのお仕事でプロダクトの制作はもちろんのこと、私はデザイナーではないのですが、他のデザイナーさんと相談しながら頭の中にあるイメージをスケッチで描きながら伝えて、プロダクトを作り広告を売ったりだとか、スチール撮影をするモデルさんを決めたり、背景はこんな感じで空をこんな感じで、というようにディレクションしています。

ENELSIA

―ものを作ってもらう、そのイメージを伝えるお仕事ってすごく難しいですよね。そんなお仕事をされている中で、どういったタイミングやプロセスでこの仕事だ!と思うことができたんですか?

山賀さん:

私の場合はやりたいことやこれだ!と思った事は、SNSを通じて見つけたのが大きかったです。私自身はやりたいことが目移りするタイプで、たくさんやりたいことがあって好奇心旺盛なんです。今はアクセサリーブランドをやっていますが、30代に差し掛かった時にまた別のプロダクトとか、こういうアイテムを作りたいとかが、きっと増えると思います。それは普段生活している中で、ふとした瞬間にこういうものがあったらいいのになと思うことを、ファッションだったり美容だったり、女性として自分磨きをする分野で見つけていくんだと思います。

中村さん:

私はアパレルが好きっていうのはあるんですけど、学生時代も販売員をしていて、ファッションのことを考えている時が一番ワクワクするからですね。かわいい服が欲しいっていう気持ちが自分をワクワクさせるし、好きな服を着れないと気分が乗らないし、そういう意味でファッションは良いツールなので、この仕事をしたいなと思ったんです。SNSで私のイメージとファッションというジャンルをリンクさせたかったので、私服とか休日のコーデを投稿していくうちに、たくさんコメントをくださる方が増えて、それもきっかけとなってこの仕事を極めていきたいなと思いました。

NakamuraMami
中村麻美さん

―お二人にとって、今のお仕事は好きなことを極めているということですね。

山賀さん:

やっぱり好きなことじゃないといつか心が折れるというか、続けられないと思うんですね。どんなことをするときも自分の気持ちが一番大事だなと思います。

―好きだからこそ、やり続けるという原動力が人間には絶対あると思います。これまでのお話ではSNSについても多く触れられていますが、お二人にとってInstagramやYouTubeなどのSNSはどういった存在なのでしょうか?

山賀さん:

もしInstagramやYouTubeがなかったら私はここにはいないですし、ミスコンもどうなっていたか分かりません。私にとってのルーツだなと思っていて、SNSがあったからこそ存在を見つけてもらえたっていう気持ちが大きいです。SNSのおかげでこうして私が働けていて、この時代だからこそできる働き方をSNSが導いてくれたと思っています。

中村さん:

私もInstagramがなかったら今のブランドディレクターはできていなかったと思います。実際に今のブランドもInstagramを起点にしてお客様に商品の詳細をお伝えしていますし、マーケティングにはなくてはならないものだと思います。SNSが出始めの頃、私もOLをしていてメディアに出る仕事ではないのに、自分の顔写真をアップしたり、すごく恥ずかしかったんです。でもやっぱり今の時代、自分を発信できる場所で一番身近な方法だと思いますし、フォロワーさんもたくさんいたので恥ずかしがっている場合じゃないなと続けてやっていました。今はInstagramerという肩書きも少し古くなってきたなと思っていて。でもそれで実際に活躍できる時代になってきているので、ようやくそういった職業が認められる時代になってきたんだなと思います。

―今はSNSのお話をしていただきましたが、今日はマスコミ青山会ということで多くのマスコミOBOGの皆さんが来られています。お二人はテレビ・雑誌・新聞・ラジオ等はどういうタイミングで触れているんですか?

山賀さん:

私はネットが好きなので、朝起きたらニュースを見て、Twitterも調べます。時事問題や芸能ニュース、天気予報も全部ネットで見ます。テレビはつけっぱなしで、テレビを見ながらネットを見て、ニュースとかを見ています。Twitterを見ながらYouTubeも見て、色んな情報を入れるのが好きです。

中村さん:

私もテレビは朝のニュースとか夜ご飯を食べている時間で見ています。ネットニュースをよく見ていて、Yahoo!ニュースとか1日に何時間も見ていますね。雑誌はとても好きですが、今はWebマガジンとかそれこそSNSのサイトで登録すれば色んな雑誌が見れちゃうので、そういうので片っ端から見てますね。雑誌も結局1冊1冊がかなり高いので、1冊ずつ買うのが少しもったいないなと。家にいっぱい雑誌が増えてしまうし、ネットで済ませてしまっていますね。

―やはり、生活の中にSNSが欠かせなくなっていますよね。最後にお二人が数年後もしくは直近こういうことをしていきたいなと意識していること、目標があれば教えてください。

中村さん:

私は今やっている「CACHEC」というブランドをもっとたくさんの方に広めていきたいのもそうですし、店舗を出してみたいです。今はまだ店舗は出していないんですけど、ゆくゆくは店舗も出したいなと思っています。ブランドを育成するためには、予算というのがどうしても必要になってくるので、予算を達成するために直近は頑張りたいなと思っています。

山賀さん:

私はブランドを立ち上げてから、1年も経っていないんですが、去年はブランドの仕事よりも私自身のモデル活動などが忙しすぎたので、そちらの仕事をセーブして、ブランド育成に力を注いで拡大したいです。あと過去のデータを見たときに、意外に男性がお買い求めくださることが多かったんです。それで男性のファンの方に向けて、ユニセックスなプロダクトをたくさん作って、女性だけではなく男性にも楽しんでいただけるようなブランド拡大していき、ECブランドなので世界に発信できるようにしたいですね。

interviewees

―今後もお二人の活躍から目が離せなさそうです。今回は長い時間、インタビューにお付き合いいただきありがとうございました。